HP100LXのコネクタ無し1MBモデルのマザボが生きていることが判明し、16MB化に再チャレンジしていた。
AND回路チップ(TC7S08FU)の足が折れやすいことからROMの上にフィルム上のパターンを載せて配置。
これなら直接足に荷重がかからないから大丈夫だろう。
さて、毎度のことながら「ピーッ」って接続ミス警告音と格闘しながら試行錯誤。
なんとか警告音が出なくなるものの
「Initializeing RAM Disk」って表示が出たかと思うと画面表示が崩れていってしまう。
もしかしてメモリーバンク0と1は512kB決めうちの設計なのかな?
HP200LXは問題なく4つのメモリーバンクで8MBを認識して32MB化が出来た。
しかし100LXでは同じ情報を見たことがない。
ってことでせっかく繋いでいたアドレスラインのうちA9とA10を外してみる。
【メモリーバンク512kb+512kB+0+0】
A8までは接続してあるから1バンク512kBで合計1MBである。
なんと!何事も無かったかのように普通に起動しSETUP画面でも1MB認識している。
これでAND回路にRAS0とRAS1+A11を突っ込んで1つのRASにまとめたこと自体は成功していることを証明できた。
【メモリーバンク2MB+2MB+0+0】
さらにA9も接続してみる。これでRAS0とRAS1各々2MB。合計4MBになるはず。
一瞬起動画面が出て立ち上がるか?と期待するも
「Initializeing RAM Disk」って表示がでてカーソルが点滅。
しかし、いくら待ってもInitializeは終わる気配が無い。
うーむ、この症状は過去何十回もメモリー増設改造しているが見たことが無い。
やっぱ、HP100LXコネクタ無しモデルのRAS0とRAS1は512kB決めうちなのかも。
100LXの場合、メモリー容量を増やすとmodclst.exeでクラスタサイズを変更してやる必要がある。
100LXと200LXは世代も異なり完全にハード互換ではないのだ。
【メモリーバンク8MB+8MB+0+0】
さらにA10も接続してみる。これでRAS0とRAS1各々8MB。合計16MBになるはず。
A9までの接続と同様に「Initializeing RAM Disk」って表示が出るものの、みるみる画面表示が崩れて写真のような画面に至った。
おそらくグラフィックに割り当てるメモリーが適切に割り当てられていないのだろう。
以上の実験結果から
HP100LXのコネクタ無し1MBモデルのメモリーバンクRAS0とRAS1で認識できる容量は512kBまでであると判断。
ネットで見る限りRAS0とRAS1はノーマルのままでRAS2とRAS3を使って+16MB増設をして17MB化した事例は上がっている。
うーむ、またメモリーを低温半田で剥がしてさら地に戻すか。。。
最近のコメント