SIMロックとJANコード
このブログへのコメント書き込みに対する返事は週に一度はチェックして返事を書くようにしている。
こんな書き込みがあった。
これは「Factory Unlockをオーダー」という記事に対してのコメントである。
この記事はSoftbank版iPhone4SのFactory Unlockをオーダーした時のもので、その後2週間後に成功の記事を追記している。
これを自作自演と言いたいのだろうが・・・
この無礼なコメントをネタに記事を書いてみようw
さて日本で売られている3キャリアのiPhoneはハードは共通であることはご存知だろうか?
端末の種類、色などはJANコードというバーコードで識別される。
これがJANコード。
iPhoneの色、メモリー容量でJANコードが異なるのだが同色同容量であれば3キャリア共通なのだ。
JANコードの中にはキャリアを示す数字は存在しない。
疑うならヤフオクの出品写真でもくまなく探せばわかると思う。
ここまでは事実。
以降は私の推測の混じった話となるが
appleが販売しているiPhoneのハードは3キャリア共通。
各キャリアはapple(サーバー)に対して自社に割り当てられたiPhoneのIMEI(固体識別番号)を登録する。
顧客はアクチベーションした時点でiPhoneのIMEIとappleサーバーのIMEIが照合され該当するキャリアでのSIMロックがかかる。
ただし
故障や下取りでapple/キャリアが引き取ったiPhoneは修理されリファビッシュ品として修理交換用、販売用として再生される。
この際、リファビッシュ品は見分けがつくようにIMEIは書き換えられる。
その際いったんキャリアロックはリセットされ、修理交換用のニーズに応じて数量で割り振られるのだと思う。
新興国向けSIMフリー版なんてのもあるのかもしれない。
昔iPhone4のリファビッシュ品を手に入れたことがある。
ってなわけで
appleサーバーに登録されたキャリアロック版iPhoneのIMEIは場合によってはメンテする必要が生じる。
このメンテに乗じて(紛れて?)オーダーされたIMEIをSIMフリー版として再登録してしまえば以降SIMフリーiPhoneとして使えるようになる・・・のだろうと思う。
たしか受け付けてくれるのはソフトバンク版だけだった記憶だが
ソフトバンクは古くからiPhoneを扱っており、修理、下取りの歴史も古く、下請け業者数も新参のドコモよりも多いことも関係しているのだと思う。
まぁ2015年5月以降?からは日本でもSIMフリー化が総務省の指導で進められるみたいなので、もうリスクを背負ってまでFactory Unlockする必要は無いでしょうけどね。笑
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コメント
正確に補足させていただくと、全キャリアハード共通になったのはiPhone 5s以降ですね。4s、5においてはKDDIのみ更にCDMAがサポートされている機種が販売されているので正確には全てハードが共通というわけではないです。
またIMEI管理というのは正しいです。
これは、ファクトリーアンロックという非公式な観点からみるのではなく、日本では販売されていない海外の5以前のSIMフリー版iPhoneをApple Storeの修理に出すと分かります。
キャリア版をSIMフリー版として渡すとき、Appleのサーバに登録して反映されるタイムラグあるため必ずApple Storeの方に「30分待ってから電源を入れてください。」と言われて渡されます。
また海外では契約必須期間を終えた後の端末は必ずSIMフリーにしなくてはいけないとい国もあります。(もちろんiPhoneも例外ではありません。)
そのため一部のキャリアと全てのAppleStoreではIMEIを使用しロック状態を変えられる権限を持っています。
通常は日本国内のキャリアはApple、また国内キャリアはアンロック認めてませんので、悪く言えば一部のキャリアの店員かAppleの内部の人がこの仕組みを悪用してアンロックサービスをしているのが現状といえます。
まぁ悪用している人間に高いお金を払ってまでアンロックするべきかどうかはまた別の話ですが。
投稿: | 2015年1月11日 (日) 00時45分
詳しいフォローありがとうございました。
投稿: アンビンバンコ | 2015年1月11日 (日) 08時10分