« 倍速ダブルLTEの威力 | トップページ | キャッシュバック反対派へ »

2013年10月11日 (金)

ドコモの転出超過は止まらず

ドコモでもiPhoneを扱うようになった9月のMNPシェア争奪戦。
いったいどう動くのか興味があったんだが・・・やっぱりねぇ。。。って結果で終わった。

Mnp2013_9

ドコモの一人負けである。

以前、私は 携帯契約数、MNP転入/転出予測 という記事を書いた。
この中で、
更新月に該当する顧客のうち20%が転出を考えたとして、その内2/3が他社へ均等に転出、1/3が踏みとどまったと仮定した場合ドコモの一人負け。
という推測をしたんだが、どうやらこれがビンゴのようだ。

実際の9月の数字はそれより若干auが良好だが、800MHzが掴めないiPhone5を一括0円+3万円前後のキャッシュバックでばら撒いたんだからそのおかげであろう。

ドコモがiPhoneを取り扱うようになってようやく品揃えが均等化した。
均等化したところで数学的に母数の多いドコモが不利なのだ。

ケータイが世に出始めた当時はほぼドコモの独占状態。
そして当時契約した人は高齢化してリタイヤしていく。
今は3社で品揃え、料金、電波に大差は無いわけで
新規契約が3等分になったとすればドコモに純増はあり得ない。

ドコモが純増やMNP転入超過に至るとしたらシェアに見合うだけのサービスが必要であり、他社横並びな魅力ではとうてい敵わない。

もうひとつ、なるほどねぇ。。。と感じたことがある。
上記推測通りのMNP転出割合になったということはわざわざ更新月以外で違約金を払ってまでMNPする人は少ないということだ。
ドコモからauのiPhone5へMNPしてしまい、ろくにLTEに繋がらない客が大人しく我慢している。
地域によっては運よく不満なく使っている人も居られるのだろうが、前の記事で比較したように酷いありさまだった。
2年縛りの威力、恐るべし。。。である。
(もっとも来年秋以降のauのMNP成績はどうなるやら判らんけどw)

いまドコモに残ってる顧客の中には
 ・ドコモしか満足に繋がらない地域都合の人
 ・現状(端末や維持費)に不満が無い無関心層(ガラケーユーザー)
が他キャリヤよりもかな~り多い比率で存在すると思われる。

これらの顧客を大事にしていかないとドコモに未来は無いんじゃないかな?
いつまでもガラスマ売ってる場合じゃ無いと私は思う。

|

« 倍速ダブルLTEの威力 | トップページ | キャッシュバック反対派へ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。