携帯契約数、MNP転入/転出予測
毎月7日辺りに公開される携帯業界の純増数やMNP転入/転出数について考えてみる。
【契約数】
TCAのデータは1996年から始まっており全キャリア総数で8670000件。
それが右肩上がりで増え続けて2013年8月は134446000件と一人1件だ。
各キャリアのシェアをグラフに表してみる。
さすがにドコモがナンバーワン。
しかしこれがMNP転入/転出の計算では不利となる。
【更新月該当数】
2年縛り途中の転出は少ないので無視するとして、更新月に当たる数を計算してみる。
ある月が契約月の該当者は1/12。さらに更新月なのは偶数年経過なので1/2。
顧客の1/24が更新月に該当すると考えて良かろう。
【MNP転入/転出数】
今月8月のMNP転入/転出の結果はこちら。ドコモの一人負けだ。
さて更新月に該当する顧客のうち20%が転出を考えたとしよう。
その内2/3が他社へ均等に転出、1/3が踏みとどまったと仮定すると・・・
各キャリアへ均等に動いたとしても母数の多いドコモは不利。一人負けなのだ。
シェアが大きいと均等に入れ替わったとしてもMNPの戦いは不利になる。
iPhone5Sをドコモが扱って一時的に良化したとしても先々均等分散すると・・・
現実には8月はiPhone5への転出が多かったのだから
ドコモから3/6がauへ、1/6がSBへ転出
auとSBから各々1/3がドコモへ転出
と計算してみると、概ね8月の結果と近い比率となる。
さて、ドコモからiPhone5Sが発売された後を予測してみよう。
ドコモ客は4/6が踏みとどまり、auとSBへ1/6が転出
au客は1/6が留まり、4/6がドコモへ、1/6がSBへ転出
SB客は4/6が留まり、2/6がドコモへ転出
と予想するとauの一人負けとなる。
さぁて、以上は私が独断で計算した予想である。
現実には更新月以外でも不満を感じて転出する客も居るわけで・・・
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