モデムファームウェアにご用心
最近、ヤフオクでiPhoneばっか見ているんだが・・・
SIMフリーと称してiPadのモデムファームウェア(以降BB)06.15を焼いてあるものがやたら目立つ。
まぁ一応SIMフリーにはなるんだけど注意書きが要ると思うので説明をば。
モデムファームウェアというのは上書きの一方通行でアップグレードすると以前のバージョンへは戻せない代物である。
iPhone4の枠の部分を触れた持ち方をすると電波の受信に問題が生じる。
この問題にアンチiPhoneユーザー?が過度に大騒ぎした末iOS4.1がリリースされ、
iPhone4のBBは01.59.00⇒02.10.00に上がってしまった。
3GSも巻き添えを喰らって05.13.02⇒05.14.04へ変更。
この太字のBB以降からはファームウェアがガラリと変わったらしくJBしてもunlock出来なくなってしまっている。
ちなみにこちらは筆者の虎の子の3GSはBB05.13.04 (^-^)/
そこへ登場したのがiPad用06.15.00を焼いてしまえ!って裏技である。
初代iPadのモデムチップは3GSと互換らしく3GSに焼いても動作する。
しかも上記太字のタイミング前のバージョンなのでunlockが可能というすんぽう。
ただし、落とし穴が・・・
GPSのアンテナ?構造が3GSとiPadでは異なることから3GSにiPadのBBを焼いてしまうとGPSが効かなくなってしまうのだ。
一部の口コミにはBB06.15.00を焼いてもGPSが動くというのがあるがこれはAGPSに助けられて動いているだけだろう。
アクセスポイントのたくさんある都会ならiPod touchでもGoogleMapsが動くかもしれないが地方じゃそうはいかないのだ。
一度BB06.15.00を焼いてしまうと元には戻せない。
CFW(カスタムファームウェア)なら焼けるかもしれないがApple純正のFWには戻せなくなるのだ。
すなわち2度と入獄出来ずAppleのサポートは受けられなくなるということ。
iPhoneにはGPSのデータを利用したたくさんのアプリが存在する。
それが全部使えなくなってしまう。
これでは魅力は半減だと思う。
たしかにBB06.15.00にすればソフトウェアunlockが可能である。
DOCOMOやb-mobileの電波が使えるようにはなる。
しかし通話とパケット通信を1つのSIMで行おうとするとSoftbankの2倍以上の出費が必要となる。
以上述べたように
BBが06.15.00の焼かれたiPhoneはSIMフリーにはなるものの、GPSが使えなくなってしまい、現時点では2度と元には戻すことが出来ない仕様である。
ということを認識した上で落札を楽しんでいただきたい。
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