ネットブックのコモデティ化極まる
ネットブック+シェアで検索したらこんな記事を見つけた。
東芝がネットブックで首位に、日本メーカーで初めてトップシェア獲得
好調だったASUS社が滑り落ち、ACER、東芝で三つ巴。
まぁどこのを買っても液晶サイズもメモリーもCPUもマイクロソフトの決めた仕様な訳だからそうなるわな。
差をつけるには色ぐらいじゃなかろうか?まさにコモデティ化現象だ。
コモデティ化とは
市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとっては何処のメーカーの品を購入しても大差ない状態のことである。
マイクロソフトのULPC縛りは
ディスプレイサイズ 14.1インチまで(以前は10.1インチまで)
解像度は1024×600まで
HDDの容量 160GBまで(当初は80GB)
SSDの容量 16GBまで
メインメモリ 1GBまで
CPU Atomなどシングルコア製品限定
現実的には
10inch HDD160GB RAM1GB Atom のオンパレードだ。
このスペックそのものを私は否定するつもりはさらさらなく、家族に使わせるなら画面の大きくてWindowsならプチフリの心配の不要なHDDモデルの方が良い。
ただマイクロソフトの縛りでこれ一色になったことに不快感を感じる。
上記ULPC縛りが無かった頃、
7inch SSD4GB RAM512MB でLinux OSの初代EeePCが世界中に売れた。
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ULPC縛り当時、大容量SSDを規制するのはウルトラローコストから外れるからだと思った。
でも違うような気がする。
SSDモデルを潰したかったのではなかろうか?
SSDモデルだと小容量でプチフリ無しにLinuxが使えてしまう。
これにWindowsXpをインストールすると容量は窮屈だしプチフリするし厄介だ。
SSDの容量を規制しつつ、160GBのHDDモデルに4分の1の破格でWindowsXpを入れさせれば客はそっちに流れる。
とにかく初代EeePCの世界的に広がる勢いを潰したかったのではなかろうか?
Windows 7になっても縛りに応じるメーカーには格安でOSを供給するようだ。
ネットブックメーカーは2つの選択肢から選ぶことになる。
これに応じて他社と差別化しにくい商品を売るか?
Linuxなどの他OSを搭載して独自性をアピールするか?
万一、メーカー各社が後者を選択したら
Windowsを知らぬまま使う入門ユーザー増えていき
せっかく潰したはずの初代EeePC市場が復活してしまう。
その人たちは脱入門者となりデスクトップPCを選ぶ時も非Windows OSを選ぶ可能性がある。
非Windowsの文化、コミニュティがネット上で形成され大きく膨らんでいく。
マイクロソフトはそれを恐れてネットブックには破格でOSを供給し続けるんだと思う。
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コメント
個人的に Windows 7 アップグレードはちょっと迷ってます。
新しいPCを買うなら他に選択肢がないので仕方ないですが...
投稿: atc-500 | 2009年10月29日 (木) 23時10分
私も新しいPC入手についてくれば使うつもりですがわざわざOS単独をあの値段で買うのはためらっております。
投稿: アンビンバンコ | 2009年10月29日 (木) 23時20分