Xandrosをスレーブで使う設定手順1
EeePC4G-X改でXandrosをSlave(sdb)で使う設定手順です。
Slaveで使うメリットは前の記事Xandros をSlave Bootしたい理由をご覧ください。
今回は下記の環境をターゲットとします。
マスター:SHD-DI9M16G(WindowsXp)
スレーブ:オンボード4GB(XEPC版Xandros1.6.1)
追記
EeePC900A付属の標準のXandros ver1.0では下記のsdb起動はうまく出来ません。
まずオンボード4GBだけの状態でXandrosが動く状態にします。
Ctrl+Alt+T でターミナルを開いて
sudo su - で管理者権限になります。
ブートイメージの編集
mkdir -p /temp/src で作業フォルダを作成
cd /temp/src で作業フォルダに移動
gunzip -c /boot/initramfs-eeepc.img | cpio -i ブートイメージを展開
nano init ブートイメージの設定ファイルを編集
編集目的はsda⇒sdbへの帳尻合わせです。
編集箇所だけ抜粋(赤字)
mount -t ext3 -o ro $ROOT /mnt-system-stage もとはext2でした
if ! mount -t ext3 -o rw,noatime /dev/sdb2 /mnt-user; then もとはsda2でした
編集したらCtrl+OでEnter、Ctrl+xで上書き保存。
find | cpio -H newc -o | gzip -9 > ../initramfs-eeepc-sdb.img Slave起動用イメージを別名で圧縮
ブートローダーmenu.lstの編集
cp /boot/grub/menu.lst /temp/ で作業フォルダにmenu.lstをコピー
nano /temp/menu.lst でmenu.lstを編集
ここも目的はsda⇒sdbへの帳尻合わせです。
titleで始まる起動部分の一つ目(赤字の部分)を追加しました。
従来との記述の違いはsdb1とinitramfs-eeepc-sdb.imgです。
これでデフォルトはtitle IDE Slaveとなりスレーブ(sdb)で起動しようとします。
マスターで起動したいときはtitle IDE Masterを選べば良いわけです
またtitle Perform Disk Scan以降は全て頭に#を付けてコメントアウトとしました。
title IDE Slave
root (0x80,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.21.4-eeepc quiet rw vga=785 irqpoll root=/dev/sdb1
initrd /boot/initramfs-eeepc-sdb.img
#title Normal Boot
title IDE Master
root (0x80,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.6.21.4-eeepc quiet rw vga=785 irqpoll root=/dev/sda1
initrd /boot/initramfs-eeepc.img
#title Perform Disk Scan
#以下全部頭に#をつけます。
編集したらCtrl+OでEnter、Ctrl+xで上書き保存。
exit連打でターミナルを閉じてシャットダウンします。
注記)本当はscanuser.sh formatuser.sh の2つのスクリプトの編集が必要だそうです。
ただ参考元も省略しておられるので私も省略。笑
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