プチフリとは?
コントローラーが改良されたとはいえMLCのチップのSSDを注文したのを機に「プチフリ」について調べてみました。
ここに詳しく説明されておりました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1127/sandisk.htm
Barnetson氏によると
OSやアプリケーションを利用する際に発生するファイルの書き込みは、大半がランダムアクセスで、その内50%以上は4KB以下なのだそうです。
ここ赤丸が重要なわけですな!
NANDでは1ページのサイズの書き換えであっても、丸々1ブロックを消去し、別ブロックにほとんど同じデータを書き込む手順が必要となる。
この作業には概ね200ms程度かかり、ランダムライトが多発する状況では、SSD/OSのレスポンスが体感できるほど悪くなることがある。
これが一部のユーザーの間で話題になっている「プチフリーズ」の正体だ。
要するにちまちましたファイルの書き込みが苦手でその時起こる症状なんですな。
空き容量が少ない窮屈なSSDで消しては書きを繰り返していると辛そうに感じます。
をー!そりゃまさにEeePCのことではないか!
対応策は?
Xandrosの場合はunionfsというカラクリによりSSDへの負担を低減しているそうです。(しかも標準装備)
OSはro (読み込み専用) と rw(更新エリア)のフォルダをもちます。
更新情報は更新エリアにすぐ保存されるのなくて、RAM上にキャッシュされていて、あるタイミングでまとめて保存されるそうです。
まとめることでSSDへの書き込み回数を軽減出来て、なおかつRAMへのキャッシュなので高速化にもなるそうです。
そのおかげなのか?あまりXandrosでプチフリを経験したことがありません。
まぁASUS社がSSD採用のEeePC用にリファインしたOSですからね。
ありがたや♪
一方、Windowsで使う場合も対応策があるようです。
RAMDISK
メインメモリをディスクとして使用してキャッシュの書込みを行なう。
書込み先がメインメモリなのでSSD劣化の心配もなく高速となる。
逆にキャッシュ先を遅い純正DドライブやSDHCなんかにしたら最悪なわけだ。
EWF(Windowsの場合)
Enhanced Write Filterの略。
SSDへの書き込みが発生した場合すべてシステムメモリ上にその内容を蓄える機能。
なんかunionfsと似てますな。
私はまだEWFってのは使った経験はありません。評判はよろしいようです。
プチフリに悩んだらこの手のキーワードを調べてみると手がかりになるかもしれませぬ。
これEeePC901でも動きます♪
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コメント
RAMディスクとEWF併用派です。
快適ですよ~
投稿: FANG | 2008年12月 9日 (火) 08時13分
EWF、良さそうですねぇ。
Windows使うときは是非チャレンジしようと思います。
投稿: アンビンバンコ | 2008年12月 9日 (火) 23時49分
注意するのは、901用のREGファイルを使わなければいけないとこです。
うちのブログからので一発OKでした。
投稿: FANG | 2008年12月10日 (水) 15時15分