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2008年11月16日 (日)

KNOPPIXでMBRを修復

Linuxを試したいという方からGRUB絡みのトラブルの連絡を頂いた。
eeeXubuntuなどのLinuxを普通にSDHCカードにインストールするとWindowsXpのインストールされたSSD4GBのMBRが書き換えられてしまう。
その後SDHCカードを抜いたり消したりするとWindowsXpすら起動できなくなってしまうのである。
回避策はここ EeePCにeeeXubuntuインストール に紹介してあるけど厄介だし難解。

このMBRのトラブルは以前も紹介したように厄介。
OEM版のような普通のWindowsXpインストールDISKなら回復コンソールでMBRが修復できるがEeePC付属のリカバリDISKでは不可。
WindowsXpを改めて買うって言っても売ってるかどうか?(Vistaならあるだろうけど)

ってことでGoogle探してみると良さそうな記事を発見 MBRの修復
どうやらKNOPPIXなるCDに収まるLinuxでMBRの修復が可能らしい。
KNOPPIXは日本語化されたものがいつもの ライブCDの部屋 にあります。
私は5.1.1/CD(高速起動版)ってのを選択。
700MB程度のサイズなのでUSBメモリーに収めて起動したいのが人情だ。
もっともDVDドライブをお持ちの方はCD-Rにisoを焼けば楽勝ですな。
その場合は下記の厄介な手順は不要です。

USBメモリーへのインストールは全て自作PCで行いました。

isoイメージのマウント
DAEMON Tools をダウンロード&インストール。
タスクバーに赤い DAEMON Tools Lite のアイコンが追加されます。
右クリックしで仮想 CD/DVD-ROM] > [Device 0:[D:] ノーメディア> イメージのマウントを選択。
ここで D: ってのは人それぞれのPC環境で変わります。あしからず。
isoイメージを選択する画面が出るのでダウンロードしたKNOPPIXのisoを選択。
(この時All files (*.*)形式で選択すること)
これでKNOPPIXのisoのマウントが成功です。

USBメモリーへのコピー
まずUSBメモリーをFAT32形式でフォーマットします。
マウントしたKNOPPIXから
 /bootの下にある/isolinuxフォルダ
 /KNOPPIXフォルダ
 /font-licenseフォルダ
をUSBメモリーのルートにコピー。
/isolinux ってフォルダを /syslinux にリネーム
その/syslinuxフォルダ内の isolinux.cfg syslinux.cfg にリネーム

SYSLINUXのインストール
これは以前説明したこの記事 eeeXubuntuをインストール のブートローダーの書込みと同じ手順でOKです。

以上で完了。
USBメモリーをEeePCに挿して電源on!EscキーでUSBを選ぶとKNOPPIXが起動します。
boot:  で止まるのでF2を押して800x600を選択しました。
(4G-Xの方は640x480が良いかも)
1024x600のEeePC 901の画面で800x600表示なので少し歪です。

Knnopix1

こんな画面です。わずか1GBのUSBメモリーにこんなにソフトも入ってます。

Knnopix2

QTPartedっていうドライブのパーテーションをいじれるソフトも入っています。
EeePCユーザー必携アイテムかもしれません。KNOPPIX。

以上、USBメモリでKNOPPIXを起動する ってサイトのを参考にしましたがKNOPPIXのバージョンやフォルダが若干違うので整理しなおしました。
挿絵は上記サイトの方がたくさんあるので両方見た方が判りやすいと思います。

追記
その後私も実際にMBRを修復しました。⇒ Knoppix でMBRを修復2

ちなみに記事文頭のトラブルに遭った方はその後KNOPPIXで復活したそうです。
めでたし、めでたし。

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